ゆーきの本棚
感想

最近、話題になっているというので手に取ってみました。正直なところ、これほどのスケールで壮大な物語が繰り広げられているとは思いませんでした。 古事記の予言と現代のデジタル社会が交錯し、半神的な存在が現れるという設定は、これまで読んだことのない独特の世界観です。ニンジャというと時代小説を思い浮かべてしまう身としては、こうした現代的で、かつ神話的な要素が融合した作品は新鮮で非常に興味深い。 主人公マスラダ・カイが「ニンジャスレイヤー」として蘇るまでの経緯、そして国際探偵として戦うフジキド・ケンジとの物語の絡み合いが、どのように展開していくのか、引き込まれてしまいました。緻密に構築された設定と、テンポの良い展開が相まって、あっという間に読み終えてしまった次第です。 80歳にもなると、新しい物語への関心は薄れるものかと思っていましたが、こういった意欲的な作品に出会えるのは、読書の醍醐味ですね。今、このような創意工夫に富んだ小説が書かれているのだと、改めて感心いたしました。

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