kyonの本棚
感想

話題のミステリーということで手に取ったのですが、期待以上に面白かった!公務員という職業柄、学園という舞台には親近感も湧きますし、教師側の視点で物語が進んでいくのが新鮮でした。 何といってもページをめくる手が止まりません。次々と降りかかる不穏な出来事、そして夏合宿という設定で物語が加速していくテンポの良さ。犯人は誰なのか、真犯人は本当に生徒なのか教師なのか——その謎が絶妙に引き延ばされて、ぐいぐい引き込まれます。 途中で「あ、これかな」と予想してみても、著者の狙いはそこじゃないんだろうなという感覚。気軽に読む気持ちで始めたのに、気付けば一気読み状態でした。学園という閉じた世界の中での人間関係の複雑さも丁寧に描かれていて、単なるミステリーではなく人間ドラマとしても楽しめます。 忙しい日々の中でも、夜寝る前のちょっとした時間で没入できる良い一冊でした。同じ著者の他の作品も読んでみたくなります。

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