虚弱に生きる

虚弱に生きる

絶対に終電を逃さない女

出版社:扶桑社 出版年月日:2025/11/05

扶桑社 | 2025/11/05

3.50
本棚登録:3人

みんなの感想

感想

SNSで話題になっているのを見かけて、つい手に取ってしまいました。「虚弱に生きる」なんてタイトル、普通だったら避けそうなのに、なぜか惹かれてしまったんです。 読んでみて分かりました。これは単なる病気自慢ではなく、体力がない人間がこの世界をどう生きているのかという、リアルで切実な問題を笑いまじりに綴ったエッセイなんですね。公務員をやっていると、「健康的に仕事をこなすことが当たり前」という空気を感じることが多いから、この本の視点は新鮮でした。 著者の「愛よりも健康が欲しい」なんて章タイトルには思わず苦笑い。恋愛や労働といった社会的な「頑張り」の前に、そもそも体力がないという根本的な問題がある。その葛藤の描き方が誠実で、かつユーモアがあるんです。 気軽に読める軽さと、実は結構深いテーマが同居していて、気分が落ち込んでいるときのお供にぴったり。自分の体調不良に向き合う勇気をもらえた気がします。

感想

SNSで話題になっていたので、どんな本なのか気になって手に取ってみました。 著者の虚弱体質に関するエッセイなのですが、読んでいて感じたのは、世代の違いというか、価値観の違いですね。若い世代が感じる生きづらさや葛藤は確かに大変なんだろうと思いますが、同じくらいの年代の私からすると、ちょっと距離を感じてしまいました。 面白い視点や工夫された表現もあって、クスリと笑える部分もあります。ただ全体を通してみると、個々のエッセイは短くて読みやすいんですけど、通して読むと少し単調に感じてしまいました。 体力のない自分に向き合う著者の姿勢は誠実で好感が持てるのですが、それでもやはり「可もなく不可もない」というのが正直な感想です。得られるものもあれば、ちょっと物足りなさも残る。気軽に読むには悪くない一冊ですが、わざわざ手に取る必要があるかと言われると、微妙かな、という感じですね。

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