kyonの本棚
感想

SNSで話題になっているのを見かけて、つい手に取ってしまいました。「虚弱に生きる」なんてタイトル、普通だったら避けそうなのに、なぜか惹かれてしまったんです。 読んでみて分かりました。これは単なる病気自慢ではなく、体力がない人間がこの世界をどう生きているのかという、リアルで切実な問題を笑いまじりに綴ったエッセイなんですね。公務員をやっていると、「健康的に仕事をこなすことが当たり前」という空気を感じることが多いから、この本の視点は新鮮でした。 著者の「愛よりも健康が欲しい」なんて章タイトルには思わず苦笑い。恋愛や労働といった社会的な「頑張り」の前に、そもそも体力がないという根本的な問題がある。その葛藤の描き方が誠実で、かつユーモアがあるんです。 気軽に読める軽さと、実は結構深いテーマが同居していて、気分が落ち込んでいるときのお供にぴったり。自分の体調不良に向き合う勇気をもらえた気がします。

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