資本主義と、生きていく。
大和書房 | 2026/02/18
みんなの感想
COTEN RADIOのファンだったので、手に取ってみました。公務員生活も15年を超え、「もっと効率的に」「もっと成果を出さなきゃ」という思考に自分がどっぷり浸かっていることに気づかせてくれた一冊です。 本書の最大の魅力は、現代人が感じる息苦しさの根本原因を歴史から丁寧に紐解いてくれるところ。数字で評価される恐怖感、休日なのに心が休まらない焦燥感——それらがいかにして形作られたのかが理解できると、妙に気が楽になります。 通勤時間や休憩時間でさらっと読めるのに、内容は深い。難しい経済用語も分かりやすく説明されているので、ビジネス書初心者でも読みやすいです。仕事で疲れている人こそ、読む価値がある。自分たちがなぜこんなに走り続けているのか、その理由を知るだけで視点が変わります。公務員という立場だからこそ、より一層この内容が響きました。 人生を少し違う角度から見つめ直したい方に、心からおすすめできます。
この本は、私たちが無意識のうちに資本主義の価値観に支配されているという重要な指摘から始まります。人気ポッドキャスト「COTEN RADIO」の調査メンバーが、膨大な歴史研究をもとに執筆されており、その説得力は本当に素晴らしい。 特に印象的だったのは、「時間」「競争」「数字」といった概念がいつどのように私たちの思考に入り込んだのかを、歴史的背景から丁寧に紐解いている点です。70年の人生経験がありますが、こうして体系的に理解する機会はありませんでした。 ボランティア活動をしていると、社会的評価とは別の価値観の大切さをひしひしと感じます。この本はそうした気づきを理論的に支えてくれます。難しい内容かと懸念しましたが、非常に読みやすく、むしろ普遍的な問題提起だからこそ多くの人に読んでもらいたいと思います。 現代人の息苦しさの根本を問い直す、知的興奮を感じる一冊です。
COTEN RADIOの調査チームによる本書を読了した。正直、期待以上の内容だった。 自営業をしていると、つねに「数字」との戦いである。売上、利益率、顧客数——これらの指標に一喜一憂し、それが自分の価値判断の基準になっていることに薄々気づいていた。本書はその違和感の正体を、歴史的背景から丁寧に解き明かしてくれる。 特に印象的だったのは、資本主義がいかに私たちの思考様式そのものを形成してきたか、という視点だ。単なる経済体制の説明ではなく、時間、競争、労働という概念が如何に再構築されたかを、膨大な歴史研究から導き出している。これは新書の枠を超えた知的深さがある。 難点があるとすれば、やや概念的な部分が複雑で、一度の読了では完全には消化しきれない点だろう。ただしそれも、読み返す価値のある証拠と言える。 同世代の経営者や管理職には特に勧めたい一冊。この本との出会いが、仕事との向き合い方を変えるきっかけになるかもしれない。
COTEN RADIOってポッドキャストで話題だったから、どんな本なのかなって読んでみました。正直、最初は「資本主義の解説書」って聞いて難しそうだなと思ってたんですけど、全然そんなことなかった。 この本のいいところは、歴史を遡りながら「なんで俺たちはこんなに疲れてるのか」っていう根本的な問題を説明してくれるところです。年収で人を評価しちゃったり、休日でもスマホをチェックしちゃったりするのって、個人の問題じゃなくて、実は社会全体の仕組みが原因だったんだって気づかされました。 高校生の俺でも理解できるくらい丁寧に書かれてるし、難しい言葉もちゃんと説明されてる。それに、著者たちが「こういう生き方もあるんじゃないか」っていう別の視点も提示してくれるから、読み終わった後に自分の人生について考え直すきっかけになります。 将来に不安を感じてる同級生とか、大人の人間関係に疑問を持ってる人は絶対読む価値あります。ポッドキャストと一緒にこの本も読むと、より理解が深まると思いますよ。