「つまらない女」と捨てたのは貴方ですよ?〜居場所を奪われた国一番の才女、実力を発揮して第二の人生を謳歌する〜

「つまらない女」と捨てたのは貴方ですよ?〜居場所を奪われた国一番の才女、実力を発揮して第二の人生を謳歌する〜

雨沢雫

出版社:スターツ出版 出版年月日:2026/03/05

スターツ出版 | 2026/03/05

4.33
本棚登録:3人

みんなの感想

感想

最近、話題になっていたファンタジー小説ということで手に取ってみました。婚約者に捨てられた令嬢が、自分の才能を活かして人生をやり直すというストーリー。時流に乗った"逆転劇"のテーマですね。 読んでみると、確かに爽快感のある展開で、つい先へ先へと読み進めてしまいました。主人公が次々と革新的なことをやり遂げていく場面は、こちらまで応援したくなります。ただ、正直なところ、登場人物たちの心の揺らぎや葛藤がもう少し深く描かれていたら良かったなと思いました。あとから後悔する元婚約者も、もっと人間らしい苦しみが見たかった気がします。 魔法という非日常的な設定を使いながらも、どこか表面的というか、類型的な人物像に感じてしまったんです。お話としては悪くないのですが、小説として心に残るものを期待していたので、そこが物足りなかったというところでしょうか。話題作だからこそ、もう一段階の深さが欲しかったです。

感想

最近の話題の本ということで手にとってみました。いやあ、実に面白い。これまで長く生きてきた私からすると、この作品の核にあるテーマがよく響きますな。 主人公のミラという女性が、自分の価値を低く見積もられて婚約を破棄されるところから物語が始まります。しかし彼女は決して落ち込まない。むしろそれを機に、自分の本当の才能を開花させていく。こういう逆転の人生というのは、人生経験が長くなった世代だからこそ、その重みが分かるんです。 特に良いのは、単なる復讐譚に陥らず、ミラが他者のために、国のために智恵を使っていく点ですね。魔法研究という非現実的な設定ながら、その本質は人間関係や社会貢献についての深い洞察に満ちている。 世の中から「つまらない」と評されても、実は磨かれていない才能を持っているという人生訓も含まれていて、読んでいて引き込まれました。若い世代はもちろん、我々の世代にとっても、人生の後半戦をどう生きるかという問いかけがある傑作です。

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