むしの本棚
感想

SNSで話題になってるのをたまたま見かけて、なんとなく手に取った一冊。「虚弱」という地味なテーマだけど、読んでみたら予想外に引き込まれた。 著者の日常を淡々と綴ったエッセイなんだけど、これが本当に面白い。病気じゃないのに体力がない、働く気力もない、恋愛する元気もないーー。世の中には元気満々な人間にとって「普通」とされることが、この著者にとっては本当に難しい。そういう葛藤や工夫が、ユーモアを交えながら描かれてる。 仕事の関係で無理して疲弊してる時期があったから、特に響いた部分が多い。完全に燃え尽きることはなかったけど、「なんでこんなに疲れてるんだろう」って感覚は分かる。著者の視点から見ると、無理して頑張ることが必ずしも正解じゃないんだって気づかされる。 押し付けがましくない文体も好き。重いテーマなのに、くどくならずサラッと読める。現代人のモヤモヤした感覚がうまく言語化されてる。自分も含めて、みんなどこか無理してるんじゃないかって思わされた。素直に、いい本に出会えたなって感じた。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ