むしの本棚
小説 仮面ライダーリバイス ONE POSSIBILITY

小説 仮面ライダーリバイス ONE POSSIBILITY

木下 半太 / 石ノ森 章太郎 / 石森プロ / 東映 講談社 2026年2月2日

感想

仮面ライダーリバイスの番外編ということで、気軽に手に取ってみました。本編では描かれなかった「if」の世界線を描くコンセプトは面白いですね。主人公が別人だったら、兄弟たちの運命がどう変わるのか、そういう想定の世界を読む楽しさは確かにあります。 ただ、正直なところ、別の適合者を中心にした物語というのは、本編との比較があるからか、どうしても「if版」という枠を超えられていない印象を受けました。キャラクターたちの掘り下げや、新しい視点から見た世界観の展開があれば、もっと引き込まれたと思います。 脚本を手がけた木下半太のオリジナル展開という点では、その個性は感じられるんですが、小説化の過程で何か物足りなさが残ってしまったというか。エンジニアである自分としては、設定の論理的な一貫性を求めてしまうのかもしれませんが。 気軽に読む分には悪くないんですが、特別に心をつかまれるような瞬間がなかったというのが正直な感想です。ファンなら読んで損はない程度だと思います。

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