GOAT Summer 2025

GOAT Summer 2025

朝井 リョウ / 一穂 ミチ / 野崎 まど

出版社:小学館 出版年月日:2025/06/04

小学館 | 2025/06/04

3.67
本棚登録:7人

みんなの感想

感想

新文芸誌『GOAT』の第2号、やっぱり買ってしまいました。前号の売上が5万部だというのも気になったし、「悪」という特集テーマも興味深かったんです。 実際に手にとってみると、朝井リョウから冲方丁まで、豪華な執筆陣がずらりと並んでいて圧倒されます。エンジニアの仕事で頭を使った後は、こういう濃密な短編集がちょうどいいんですよね。軽すぎず、でも気楽に読める。 「悪」というテーマを通してこれだけ多角的な視点を集めたというのは、企画として本当に面白い。佐藤究とマライ・メントラインの鼎談も読みごたえがあって、知的好奇心をぐっと刺激されます。武田砂鉄のエッセイも含め、小説だけじゃなく論考も質が高いのが印象的。 「私のGOAT本」コーナーで様々な著者たちがそれぞれの人生を変えた一冊を紹介しているのも素敵。こういう本との出会いの話を読むと、次に何を読もうかなって思いますね。 正直、文芸誌ってとっつきにくいイメージもありましたが、この雑誌の作り方は本当にいい。今後の号も見守りたい作品です。

感想

新しい文芸誌ということで、実績のある編集陣と豪華な執筆陣に惹かれて手に取りました。5万部の売上という触れ込みも、質の高さを期待させるに十分でした。 ただ、実際に読んでみるとやや期待値と現実にズレを感じてしまいました。「悪」という特集テーマは興味深いのですが、掲載作品全体として一貫性に欠けるというか、統一感がないんです。各著者が個々の作風で自由に表現しているのは理解できますが、特集として成立しているのか疑問が残ります。 収録されている短編はどれも及第点以上の出来栄えです。ただ、初号の勢いや話題性と比較すると、二号目ということで多少の期待値下げ補正をしても、やはり物足りなさがあります。新しい才能の発掘という点では機能していますが、既存の有名作家との作品のばらつきが大きく、読み応えが不均等に感じられました。 エッセイ部分も含めて、全体的には「無難な良さ」という印象に落ち着いてしまいました。次号に期待したいところです。

感想

第1号が5万部というのは本当に驚いた。新しい文芸誌が今どき売れるものなのか、正直疑問に思っていたのだが、それだけの話題性があるなら、やはり読んでみるべきだと思って手に取った。 第2号の特集テーマは「悪」。なかなか挑戦的な設定である。朝井リョウや小川哲、冲方丁など、そうそうたる執筆陣が揃っているのは、この媒体への期待の大きさを物語っているのだろう。 ただ、読み終わって率直な感想を言うと、悪くはないが、特段に心を掴まれるものもなかった、というところだ。各作品はそれなりに力が入っているのだろうが、短編集という性質上、どうしても深掘りできる余地が限られている。エッセイも含めて、話題性先行で、論考の深さまで期待するのは贅沢かもしれない。 ただし、こうした新しい試みを応援する気持ちはある。編集構成はしっかりしているし、若い書き手と既成の著者のバランスも取れている。雑誌というフォーマット自体の可能性を感じさせてくれる一冊だった。

感想

新しい文芸誌の第2号が出たということで、図書館で見かけて手に取ってみました。5万部も売れたというのだから、きっと何か面白いんだろうと思ってね。 開いてみると、「悪」という特集のタイトルに引き込まれました。朝井リョウさんや冲方丁さんなど、知っている作家さんたちが揃っているのもいいですね。短編集みたいに次々と読み進められるので、パートの休憩時間にちょうど良い。 一番印象に残ったのは、各作家さんたちの「私のGOAT本」というコーナーです。有名な人たちがどんな本を大事にしているのか、その理由を読むのが本当に面白かった。こういう部分を通じて、新しい著者さんの作品に出会えるのも嬉しいところです。 年を重ねると、難しい本はちょっと敬遠しがちになるんですが、この雑誌は気軽に拾い読みできて、それでいて充実しているのが素晴らしい。次の号も楽しみに待つことにします。

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