裕子の本棚
つくろうひと

つくろうひと

村山 早紀 ポプラ社 2026年2月26日

感想

図書館で見かけて、なんとなく手に取った一冊です。章と萌音という二人の女の子の物語なんですが、読み始めたら一気に引き込まれてしまいました。 親を失い、祖母の書店で育つ二人の関係が温かくて。そこに人魚だの不思議な世界だのというファンタジー要素が混ざってくるんです。最初は不思議な展開だなと思ったけど、読み進むと全部つながっていて、なるほどそういうことか、と。 わたしはもう七十代ですから、こういう複雑な設定の話をきちんと読むのは少し骨が折れるかもと思ったんですが、意外とすっと入ってきました。哀しさと希望が同時に感じられるというか。長い人生を生きていると、この本が言いたいことが胸に響くんでしょうね。 文庫本のサイズもちょうどいいし、パートの帰りの電車の中で少しずつ読むのに最適でした。時々何度も読み返したくなる本ってありますが、これもそのうちの一冊になりそうです。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ