裕子の本棚
こころの傷つきをなかったことにしないでください 強くなれなかった精神科医が痛みに向き合ってわかったこと

こころの傷つきをなかったことにしないでください 強くなれなかった精神科医が痛みに向き合ってわかったこと

清水 研 KADOKAWA 2026年4月28日

感想

パート先の同僚が「いい本だよ」って勧めてくれたので、手に取ってみました。精神科医が患者さんとの対話を通じて気づいたことをまとめた本なんですね。 正直なところ、最初は難しい話なのかなって思ったんですが、読んでみるとすごく身近な内容でした。弱さや傷つきを受け入れることの大切さ、無理に強がる必要はないんだってことが、素直に心に入ってくる。人生の後半戦を歩んでいる私からすると、「ありのままでいい」っていうメッセージがね、ほっとさせてくれるんです。 78年も生きていると、いろいろ背負ってきたものがあるし、完璧でなきゃいけないなんて思い込みもあった。この本を読んで、そういう重荷をちょっと下ろせた気がします。医学的な難しい話というより、人生経験に基づいた温かなエッセイを読む感覚で楽しめました。同じくらいの年代の友人にも貸してあげたいと思います。