野球選手の近本さんが書いた本ということで、どんなお話かなと思って手に取ってみました。野球の成績のことはよくわかりませんけれど、この本を通じて、小さな体で大きな成果を出すまでの工夫や心構えが伝わってくるようです。 「決めつけんの、はやない?」というタイトルの言葉が印象的で、黒と白の二者択一ではなく、その間で柔軟に生きていくという考え方はなるほどと思わされました。仕事にも人間関係にも通じる大事なことが書いてあるんでしょう。 ただね、私のような年寄りには、野球の専門的な話がちょっと難しくて、全部を理解するのは大変でした。それでも、どんな仕事でもコツコツと続けることの大切さ、穏やかに清らかに生きるというメッセージは素敵だなと感じます。もっと日常的な話や例え話があれば、もっと親しみやすかったかもしれません。気軽に読む分には良い本だと思います。
最近登録された他の本の感想
2026年08月03日
図書館で見かけて、タイトルが面白そうだから手に取ってみました。伊良部という名医?がどんな人物か、最初はちんぷんかんぷんでしたが、読んでいくうちにすっかり引き込まれてしまいました。 登場する患者さんたちがみんなユニークで、サーカスの空中ブランコ乗りやくざさんなど、こんなお悩みあるんだ?と思わず苦笑いです。でも、そんなおかしな患者さんたちも、実は真摯に悩んでいるんだということが伝わってきます。医者の伊良部さんも、一見無茶苦茶に見えますが、どことなく温かみがあるんですよね。 気軽に読める小説がほしいときにはぴったりです。くすくす笑いながら、でも心がほっこりする、そういう読み心地でした。直木賞受賞作ということにも納得です。シリーズ第2弾とのことですが、次も読んでみたい気持ちになりました。
2026年07月29日
江戸時代の怪事譚ということで、つい手に取ってしまいました。南町奉行が謎の消失事件に立ち向かうというお話で、時代物好きの私には興味をそそられたのですが、読んでみると少し期待と違いました。 物語の構成が複雑で、登場人物がたくさん出てくるわりに、誰が大切なキャラなのかぼんやりしてしまいます。天狗の仕業という怪奇な設定は面白いのですけれど、謎解きのテンポが遅く感じられて、途中で集中力が続かなくなってしまいました。 最後まで読み通しましたが、すっきりとした解答が得られたような気がしません。謎が謎のままで終わってしまう感じで、少しもやもやしています。もう少し分かりやすく、スムーズに話が進む方が、気軽に楽しみたい私には向いていたかなと思います。江戸物をお好きな方には良いのかもしれませんが、私には少し難しかったようです。
2026年07月29日
この本、なかなか面白いですよ。銀座でSNSがざわつく「人魚が逃げた」という言葉から始まるなんて、現代的で興味をひきますね。何度も本屋大賞にノミネートされてるって聞いていたから、いつか読みたいと思ってたんです。 読み始めたら一気に引き込まれてしまいました。謎めいた青年の言動をめぐって、いろんな立場の人たちの人生の転機が描かれるんですが、そのつながり方が実に自然で、それぞれのお話が心に染みる。12歳違う女性との恋、娘との関係、コレクターの執念…どれもが「あ、こういうこと、ありますよね」って思わせられる。 何より素敵だなって感じたのは、この本全体からにじみ出ている「人生ってそんなに悪くないじゃない」という温かさです。つらいことも、迷いも、喜びも全部含めて、人生ってそこまで悪くないんだって感じさせてくれる。パート仕事で毎日を過ごす身としても、ホッとできる一冊でした。
2026年07月18日
孫がフランスに留学することになって、私も少し基本を学んでみようかと思い手に取りました。正直、この年になって新しい言葉を覚えるなんて大変だろうと心配でしたが、この本はびっくりするほどわかりやすい。 文法を大事なものから順番に教えてくれるので、無理なく進められます。難しい説明ではなく、実際に使う表現から学べるのがいいですね。毎日少しずつ、気楽に読み進められる工夫がされている感じがします。 年配の私たちでも使いやすいテキストだと思いますよ。孫のために始めた勉強ですが、脳の活性化にもなっているような気がします。本当に「段階的」という言葉がぴったりで、挫折することなく続けられました。フランス語に興味のある方、特に初心者さんには本当におすすめです。
2026年07月17日
孫に勧められて読んでみた本です。正直なところ、こんなに短くてシンプルな物語が、世界中のビジネスマンに読まれているなんて驚きました。 チーズを探し求める登場人物たちの話なんですが、読んでいるうちに自分の人生と重ねてしまいました。年を取ると、ついつい同じやり方に固執してしまうんですよね。でもこの本を読むと、変化を恐れず新しい道を探すことの大切さが、自然とわかってくるんです。 難しい言葉もなく、すいすい読めるのが良いですね。パート勤務で毎日が忙しいですが、ちょっとした休み時間にもぱっと読める。それなのに心に残るメッセージがあるというのは、素敵な本だなと思います。若い人はもちろん、私たちの世代にとっても勇気をくれる一冊。周りの友達にも貸してあげたいくらいです。
2026年07月07日
本屋大賞に選ばれたという帯に惹かれて手に取りました。満州を舞台に、時代に翻弄される3人の少女たちの友情を描いた作品なのですが、これが本当に素敵な物語でした。 私たちの世代には、戦争や満州という言葉は歴史の一部ですが、この本を読んでいると、当時を生きた人たちの思いがすごく伝わってくるんです。珠子、茉莉、美子という3人の少女が、異なる背景を持ちながらも友情を育んでいく過程には、自然と涙が出てしまいました。 文庫本ということもあって読みやすく、パート帰りに少しずつ読み進めることができたのも良かったですね。時代の波に翻弄されながらも、懸命に生きる姿は、人生経験が豊かになってからこそ、より深く響くような気がします。再会の場面では、特に胸が熱くなりました。 多くの人に読んでほしい、そういう一冊です。
2026年07月04日
孫がアラム語に興味を持ったのをきっかけに、この参考書を手に取ってみました。正直なところ、言語学習の本なんて若い時分以来ですが、思いのほか読みやすくて驚きました。 「TEACH YOURSELF」シリーズのこの本は、初心者向けにきちんと工夫されているんですね。文法の説明が丁寧で、むずかしい内容もゆっくり進んでいくので、頭がついていきます。年配の私でも無理なく学べるところが良い。練習問題も適度にあって、実際に言葉を使ってみる感覚が掴めます。 ただ、正直に申し上げると、毎日コツコツ学習する根気が必要です。パート勤務で疲れている身には、時々挫けそうになります。それでも、新しい言語の世界に触れるって、年を取ってからでも新鮮で刺激になるんだなあと感じました。孫との会話のネタにもなるし、悪くない投資だと思いますよ。
2026年06月30日
宮本輝さんの作品は本当に心にしみます。この全集の第2巻に収められた二つの長編は、どちらも人間の深い部分をえぐるような力強さがありました。 書簡体という珍しい形式で描かれた作品は、愛と憎しみが複雑に絡み合う様子が手に取るようにわかります。手紙という形だからこそ、登場人物の本音が少しずつ明かされていく緊迫感がたまりません。人生で大事な人との関係って、こんなに複雑なんだなあと改めて感じさせられました。 もう一つの軽井沢を舞台にした作品は、清爽な景色と人間の罪深さの対比がほんとうに美しい。避暑地という明るいイメージと、そこで起こる背徳的な出来事とのズレが、まるで映画を見ているようでした。 パートの休みの日に少しずつ読み進めましたが、どんどん引き込まれてしまって、気付いたら一気読みしていました。70代だからこそ、人間関係の機微や人生の重みがひしひしと伝わってくるのかもしれません。宮本輝の描く世界は本当に素敵です。
2026年06月15日
最近、このシリーズがお気に入りで、7巻も迷わず手にしてしまいました。南国での休暇の場面が中心とのこと、読んでいてほんとに気分がいいですね。穏やかな物語の流れが心地よくて、パート仕事で疲れた日の夜に読むと、ふっと肩の力が抜ける感じです。 異世界ファンタジーといっても、難しい設定や複雑な人間関係がないのが良いところ。さらりとした文章で、登場人物たちの様子が目に浮かぶようです。シリーズを重ねるごとに、キャラクターたちへの愛着も深まってきました。 コミカライズやファンブックも出ているとのことで、今はそっちにも興味津々。同じ世界観をいろんな形で楽しめるなんて、こういう時代になったんだなあと感心します。疲れない読書、癒される物語を求めている方には、ほんとにおすすめできる一冊ですよ。
2026年06月12日
有名な作家さんたちが集まった短編集ということで、つい手に取ってしまいました。「捨てられないモノ」というテーマは、年を重ねた身としては本当に身につまされます。机の引き出しにだって、もう何年も使っていない物ばかり。だからこそ、この本の視点は面白いなと思いました。 ただ、正直なところ、すべての短編が心に響いたわけではありません。素敵だなと感じる作品もあれば、ちょっと物足りないと感じるものもありました。やはり作家さんによって得意不得意があるんでしょうね。二十編も入っているので、好みが分かれるのは仕方ないかもしれません。 それでも、懐かしい品物についていろんな角度から考えさせてくれるという点は良かった。久しぶりに奥の方にしまってある物を見つめ直してみようかな、という気になります。文庫本だから持ち運びも便利だし、気軽に読むのにちょうどいい一冊。パートの休憩時間なんかに少しずつ読み進めるのが、このような短編集にはぴったりですね。
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