穏やか貴族の休暇のすすめ。7
出版社:TOブックス
出版年月日:2019/12/10
TOブックス | 2019/12/10
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みんなの感想
シリーズを第1巻から追ってきた身としては、正直なところ今作には少々物足りなさを感じてしまいました。 南国舞台の設定は魅力的で、これまでのシリーズの雰囲気を踏襲しつつ新たな展開が期待できるかと思ったのですが、ストーリーの進行が散漫に感じられます。メディア展開が充実しているのは嬉しいのですが、本編の構成がやや曖昧になっているのではないでしょうか。 キャラクター造形は相変わらず親しみやすく、その点は評価できます。ただ、物語として一つの完結度を求める身としては、前巻までのような緊張感や起承転結の明確さが薄れている印象を拭えません。 フリーランスとして、限られた時間の中で本を選ぶので、シリーズものは特に「この一冊で何か得られたか」という実感が重要です。今回はそこの満足度が低く、次巻へと続く引きよりも、本来持っていた作品の芯のようなものを感じたかったというのが正直な感想です。 好意的なファンには申し訳ありませんが、慎重に次巻の評価も参考にしてからの購入を検討することをお勧めします。