裕子の本棚
猫さえいれば、たいていのことはうまくいく。  肉球の巻

猫さえいれば、たいていのことはうまくいく。  肉球の巻

大山 淳子 / 竹岡 葉月 / 音 はつき / 浜口 倫太郎 / 村山 早紀 / 若竹 七海 ポプラ社 2026年2月4日

感想

図書館で見かけて、「猫さえいれば」というタイトルに思わず手に取ってしまいました。うちにも昔、可愛い三毛猫がいたんです。今は一人暮らしなので、こういった猫のお話は本当に心がなごみます。 何人もの作家さんが書いた短編集なので、どれを読んでも新しい発見がありますね。猫たちが登場人物たちの人生にどんなふうに関わっていくのか、ほほえましくて、時には少し切なくて。パートの仕事で疲れた日の帰り道、バスの中でこの本を開くと、ふわっと気持ちが軽くなります。 どのお話も長すぎず、でも丁寧に描かれているから、老眼の目にも優しい。文庫本のサイズも持ちやすくて、何度も読み返したくなります。猫好きさんはもちろん、そうでない方にも読んでもらいたいですね。こういう温かい物語、今の時代に本当に必要だと思うんです。