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人魚のあわ恋 秘めた想い、二つ

人魚のあわ恋 秘めた想い、二つ

顎木 あくみ 文藝春秋 2026年3月4日

感想

話題の「わたしの幸せな結婚」の続編ということで、発売当初から気になっていました。やっと手に取る機会が来たのですが、期待以上の面白さでした。 第1巻の終わりから続く朝名と咲弥の関係がどう進展するのか、そして朝名自身がどのような決断を下すのか——その展開が本当に素晴らしい。帝都を舞台にした和風の世界観は相変わらず美しく、歴史ファンタジーの魅力が詰まっています。 何より印象的だったのは、ヒロインが単なる受動的な存在ではなく、自分の人生に主体的に向き合っていく姿勢です。守られるだけでなく、自分の家族と向き合う覚悟を決める——そういった成長の物語としても読み応えがありました。 大人の女性だからこそ、こうした複雑な人間関係や葛藤に共感できるんでしょう。次々と明かされる背景設定も気になりますし、このシリーズの今後の展開から目が離せません。仕事で疲れた夜に、こういう世界観に浸るのは本当に心地よい時間でした。

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