みんなが欲しかった! 簿記の問題集 日商3級 商業簿記 第14版
TAC出版 | 2026/02/17
みんなの感想
話題になっていたこの作品、ようやく読む機会に恵まれました。駅での殺人事件という劇的な出来事から始まるのに、その後の展開は意外なほど静寂に満ちている。犯人として追われる男と、他者との接触を避けて生きてきた女性が、奇妙な形で同じ空間を共有することになる。 この設定だけ聞くと、サスペンスを期待するかもしれませんが、この小説の真髄はそこにはありません。むしろ、二人の心の距離がじわじわと変わっていく過程——言葉にならない感情の交換に、ぐっと引き込まれました。教育現場で様々な生徒と向き合う身として、人と人が理解し合うことの難しさ、でも確実に存在する繋がりについて、改めて考えさせられます。 最後まで読むと、「暗いところで待ち合わせ」というタイトルの深い意味が腑に落ちます。暗さの中で、二人は何を見つけたのか。そこにはどんな光があるのか。久々に、読み終わった後も余韻が残る小説に出会えました。丁寧な筆致と静謐な世界観が、大人が読むべき一冊だと感じます。
子どもが成長するにつれ、家計管理をもっとしっかりやろうかと思い立って、思い切って簿記の勉強を始めてみました。そこで手に取ったのがこの本です。 正直なところ、期待と現実のギャップを感じました。確かに解説は丁寧で、仕訳処理の細かいところまでしっかり説明されています。混乱しやすいポイントも図表でまとめられていて、その点は助かります。模擬試験が3回分付いているのも試験対策としては十分でしょう。 ただ、「すごく良い本だ!」というほどの感動はありませんでした。解説が丁寧なのはいいのですが、ボリュームがある分、気軽に読み進めるには少し骨が折れます。主夫として家事や育児の合間に勉強している身には、もう少しコンパクトな構成だと嬉しかったかな、と。 試験合格を目指す人なら十分な内容だと思うので、本格的に簿記を学びたい人にはおすすめできます。ただ、趣味程度に基礎を学びたいという層には、もう一段階ハードルが高いかもしれません。
自営業を営む傍ら、簿記の知識を改めて整理したいと思い手に取った一冊です。実務経験はありますが、体系的な学習は久しく遠ざかっていたため、この問題集がどれほど役に立つか試してみることにしました。 正直なところ、期待以上でした。TACが長年蓄積してきた試験分析の成果が随所に見られます。特に仕訳処理の解説の丁寧さは秀逸で、単なる答え合わせではなく「なぜそうなるのか」という論理が明確に示されています。混乱しやすい論点もポイント欄で整理されており、知識の曖昧さを徐々に解消できる構成になっている。 模擬試験が3回分付属しているのも実践的で良い。実務に近い形で総合的な理解度を確認できます。もっとも、このシリーズは教科書とセット活用することが前提のようですが、本書単体でも十分に学習を進められるレベルの完成度を備えています。 自営業の傍ら、限られた時間で効率的に学びたい者にとって、この問題集は適切な選択肢だと言えます。