人魚のあわ恋 秘めた想い、二つ

人魚のあわ恋 秘めた想い、二つ

顎木 あくみ

出版社:文藝春秋 出版年月日:2026/03/04

文藝春秋 | 2026/03/04

4.67
本棚登録:4人

みんなの感想

感想

話題の「わたしの幸せな結婚」の続編ということで、発売当初から気になっていました。やっと手に取る機会が来たのですが、期待以上の面白さでした。 第1巻の終わりから続く朝名と咲弥の関係がどう進展するのか、そして朝名自身がどのような決断を下すのか——その展開が本当に素晴らしい。帝都を舞台にした和風の世界観は相変わらず美しく、歴史ファンタジーの魅力が詰まっています。 何より印象的だったのは、ヒロインが単なる受動的な存在ではなく、自分の人生に主体的に向き合っていく姿勢です。守られるだけでなく、自分の家族と向き合う覚悟を決める——そういった成長の物語としても読み応えがありました。 大人の女性だからこそ、こうした複雑な人間関係や葛藤に共感できるんでしょう。次々と明かされる背景設定も気になりますし、このシリーズの今後の展開から目が離せません。仕事で疲れた夜に、こういう世界観に浸るのは本当に心地よい時間でした。

感想

「わたしの幸せな結婚」の続編ということで、期待しながら手に取りました。噂通りの傑作です! 朝名と咲弥の関係がより深く描かれていて、前作で感じたときめきがさらに増幅されている感じがします。支配的な家族から逃げ出した朝名が、自分の足で立とうとする姿勢がとても素敵。年を重ねた私だからこそ、女性が自分の人生を自分で選び取ることの大切さが胸に響きます。 帝都を舞台にした和風の世界観も相変わらず美しく、読んでいて物語の中に引き込まれてしまいました。咲弥の朝名への向き合い方も素晴らしくて、本当の愛情とはこういうものなんだなと改めて感じさせられます。 人魚という非日常の設定がありながらも、どこか身近で共感できる部分が多いのが、この著者の魅力だと思います。パート仕事の帰り道や休憩時間に読んでいて、現実を忘れて物語の世界に浸ることができました。続きが気になって、夜更かししてしまったほどです。 話題作というのも納得の素晴らしさ。多くの人に読んでほしい一冊です。

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