読書メモの本棚
プロジェクト・ヘイル・メアリー 上

プロジェクト・ヘイル・メアリー 上

アンディ・ウィアー / 小野田 和子 早川書房 2026年1月22日

感想

最近の話題作ということで手に取ってみたが、実に面白い。80歳にもなると、こういう冒険ものの小説を読む機会も少なくなってくるのだが、この作品はそうした先入観を見事に払拭してくれた。 地球の危機を救うため、たったひとりで宇宙へ旅立つ飛行士の奮闘ぶりが、テンポよく、時にユーモアを交えて描かれている。若い頃、自営業で仕事に打ち込んでいた時分と比べると、人生経験も増した今だからこそ、登場人物の決断や苦難がより身に染みて感じられるのかもしれない。 文庫版という手軽なフォーマットも助かる。ページもめくりやすく、長編ながら一気読みさせる力がある。上巻で既に引き込まれているので、下巻も楽しみだ。最近の人気作品がこの水準なら、もっと積極的に新刊をチェックする価値がありそうだ。年を取っても知的好奇心は衰えないものだな、と改めて感じさせてくれた一冊である。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ