映画暗殺教室ー卒業編ー

映画暗殺教室ー卒業編ー

松井優征 / 金沢達也

出版社:集英社 出版年月日:2016/03/28

集英社 | 2016/03/28

4.50
本棚登録:2人

みんなの感想

感想

映画化作品ということで少し躊躇していたのですが、レビューでの評判が良かったので思い切って手に取りました。正解でした。 原作のファンとしては、キャラクターたちの成長を丁寧に描きながら、映画としての迫力もしっかり感じられる作品に仕上がっていると思います。特に終盤に向けての緊張感の高まり方が秀逸で、ページをめくる手が止まりませんでした。 新社会人の身として、E組の生徒たちが限られた時間の中で目標に向かって奮闘する姿勢がすごく心に響きました。笑いあり、感動ありの構成も心地よく、エンタメとしての完成度が高い。何より、最後にこのシリーズの物語を締めくくるにふさわしい結末が用意されている点が素晴らしいです。 映画を見ていない方でも楽しめますし、既に作品を知っている方にも新しい発見があると思います。誰かに勧めたくなる、そんな一冊です。

感想

孫が「これは本当に面白い」と熱く勧めてくれたのが、この『映画暗殺教室ー卒業編ー』との出会いでした。正直なところ、最初は若い世代向けのメディア化作品かと思っていたのですが、手にとってみて驚きました。 タコ型の怪物が教師という奇想天外な設定なのに、話を進めるにつれて深い人間ドラマが浮かび上がってくる。落ちこぼれだと烙印を押された生徒たちが、一人の変わった教師との関係の中でどう成長していくのか。その過程が実に丁寧に描かれている。80年を生きてきた私でも、思わず引き込まれてしまいました。 特に「卒業編」というタイトルの通り、終わりに向かう物語の緊張感と、そこに込められた友情や別離への向き合い方が素晴らしい。若い読者だけでなく、人生の終幕を意識する年代の者にとっても、心に残るメッセージが詰まっていると感じました。今どきの話題作を読むつもりが、思わぬ収穫を得た一冊です。

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