プロジェクト・ヘイル・メアリー 上

プロジェクト・ヘイル・メアリー 上

アンディ・ウィアー / 小野田 和子

出版社:早川書房 出版年月日:2026/01/22

早川書房 | 2026/01/22

3.67
本棚登録:8人

みんなの感想

感想

話題作らしいので手に取ってみましたが、正直なところ期待と現実のギャップを感じました。宇宙冒険ものとしての基本的な面白さは備えていて、地球滅亡の危機という設定も惹かれるものがあります。ただ、読み進めていると「よくある英米SFの焼き直し」という印象が拭えません。 主人公が極限の状況で奮闘する姿は確かに迫力がありますし、物語のテンポも悪くない。ですが、登場人物の深掘りが浅く、心理描写にリアリティを感じられなかったのが残念です。また、ページ数の割に新鮮な発見や問題提起があまりなく、エンターテインメントに徹した作りだと感じます。 新社会人として読むなら、仕事の疲労を吹き飛ばす軽い読み物として機能するはず。ただし、思想性や深い考察を求める読者にはやや物足りないでしょう。上巻を読んで下巻へ進むかは悩み中です。悪くはないけど、これといって心を掴まれたわけではない——そんな一冊でした。

感想

図書館で見かけて、宇宙と地球の危機という設定に惹かれて手に取りました。人類を救うミッションというテーマは、このご時世だからこそ何か考えさせられるものがあるかなと思ったんです。 読み始めてみると、確かに引き込まれるストーリーではあります。主人公の奮闘ぶりも伝わってきますし、科学的な要素も随所に散りばめられていて、知的興味をくすぐられました。ただ、正直なところ、専門用語が次々と出てくるのに少し疲れてしまいました。本を読む時間が限られている身としては、もう少し分かりやすく説明してくれるといいなと感じました。 内容自体は悪くないのですが、上巻だけで判断するのは難しいというか、この先どうなるのか気になるし、気にならないし…という微妙な心持ちです。続きも読むかどうか、図書館で下巻を見てから決めようかなと思っています。気軽に楽しめるエンタメ小説としては、もう一つピリッと来るものが欲しかったというのが本音です。

感想

最近、職場でも話題になっていた本だったので手に取ってみたんですが、これは本当に面白い。一気読み必至のエンタメ小説です。 宇宙物というと難しいイメージを持つかもしれませんが、この作品は想像以上にページをめくる手が止まりません。地球の危機的状況という絶望的な設定なのに、主人公の視点を通じて描かれるストーリーには、どこか楽天的でユーモアすら感じさせる魅力があります。 特に印象的だったのは、知的興奮と冒険のバランスです。科学的な正確性を保ちながらも、決して堅苦しくならず、読者をぐいぐい引き込んでいく。新社会人として日々の業務に疲れているときでも、この本を開くと別世界へ没入できます。 上巻ということで終わり方もうまく工夫されていて、下巻への期待が高まっています。このジャンルで最近ここまで面白い作品に出会えるのは珍しい。話題作として挙げられる理由が納得できました。下巻も楽しみです。

感想

最近の話題作ということで手に取ってみたが、実に面白い。80歳にもなると、こういう冒険ものの小説を読む機会も少なくなってくるのだが、この作品はそうした先入観を見事に払拭してくれた。 地球の危機を救うため、たったひとりで宇宙へ旅立つ飛行士の奮闘ぶりが、テンポよく、時にユーモアを交えて描かれている。若い頃、自営業で仕事に打ち込んでいた時分と比べると、人生経験も増した今だからこそ、登場人物の決断や苦難がより身に染みて感じられるのかもしれない。 文庫版という手軽なフォーマットも助かる。ページもめくりやすく、長編ながら一気読みさせる力がある。上巻で既に引き込まれているので、下巻も楽しみだ。最近の人気作品がこの水準なら、もっと積極的に新刊をチェックする価値がありそうだ。年を取っても知的好奇心は衰えないものだな、と改めて感じさせてくれた一冊である。

感想

正直に言うと、ここまで一気読みしてしまった本は久しぶりです。宇宙SF小説というと、ちょっと敷居が高いイメージを持ってたんですが、この作品は全然違いました。 主人公の男が一人宇宙に送られて、人類を救うミッションに挑むという設定だけ聞くと重そうなんですけど、実際に読んでみると、テンポが良くて、ユーモアもあって、本当に引き込まれます。科学的な知識も適度に織り込まれているし、難しすぎて置き去りにされるようなこともありません。 自営業をしていると、限られた時間の中で本を読むことになるんですが、この本はそういう状況でも「次はどうなるの?」って気になってしまう、そういう力強さを持ってます。上巻でここまで面白いなら、下巻も早く読みたいって気持ちでいっぱいです。 エンターテインメント性と物語の奥行きのバランスが絶妙。気軽に読める本を探してる人にも、本格的なSFを求めている人にもおすすめできる一冊だと思います。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ