娘の勧めで読んでみた一冊です。ライトノベルということで、ちょっと手に取るのに躊躇していたのですが、思ったより読みやすくて良かった。 砂糖菓子を作る銀砂糖師という独特の設定が面白く、ファンタジーの世界観もしっかり構築されているように感じます。主人公アンと妖精シャルのやり取りは微笑ましいし、彼らを取り巻く登場人物たちも個性的です。 ただし、正直なところストーリーは予想通りというか、これといった意外性に欠ける部分があります。妖精を救う冒険というテーマ自体は良いのですが、展開が結構すんなり進んでしまい、ページをめくる手が止まらなくなるほどの引き込まれ方は感じませんでした。 それでも、きちんと話がまとまっているし、世界観も好感が持てるので、気軽に読む分には悪くない作品だと思います。特にこのジャンルに興味のある方なら、問題なく楽しめるんじゃないでしょうか。私のような年配読者には、少し若向けすぎる部分もありますが、それもまた視点を広げるきっかけになりました。