taroの本棚
双子のドクター兄弟、私の初恋を奪ったのはどっちなの?〜見分けられずにいたら凄腕脳外科医の溺愛に捕まりました〜

双子のドクター兄弟、私の初恋を奪ったのはどっちなの?〜見分けられずにいたら凄腕脳外科医の溺愛に捕まりました〜

滝井みらん / 北沢きょう スターツ出版 2026年2月10日

感想

管理職という仕事で人間関係の機微に敏感になっているのか、最近は人の心の揺らぎを丁寧に描いた作品に惹かれます。この作品も、そういう意味で期待以上に良かった。 双子という設定は恋愛ものの常套手段ですが、ここまで活かしているのは珍しい。主人公・花梨の戸惑いと、それぞれの兄弟の異なるアプローチが、読んでいて本当に引き込まれます。クールに見える救急医と、一見優しい脳外科医という対比も心理的な深さがありますね。 何より驚いたのは、単なるロマンスではなく、登場人物たちの心理描写が丁寧だったこと。仕事を通じて人間を観察する習性のせいか、花梨が看護師として患者や同僚と関わる場面も自然で説得力がある。医療現場のリアリティも感じられました。 50歳にもなると、若い世代のラブストーリーでも「ああ、こういう迷い方もあるな」と頷ける余裕が出てくるんですね。正直、こういった類の本は手を出さないつもりでしたが、試しに読んでみて大正解。気軽に、それでいて深く楽しめる良作でした。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ