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ご利益ごはん わたしの推し活篇(2)

ご利益ごはん わたしの推し活篇(2)

椰月 美智子 KADOKAWA 2026年2月25日

感想

この本を手にしたのは、ちょうど自分の人生のステージが変わりかけている時期だったからかもしれない。管理職として部下の育成に奔走する日々の中で、ふと気になったのが家族との関係性についての問い。 前田さんの娘さんの独立に伴う「ロス」という感情が、妙にリアルに響いた。子どもたちの成長は嬉しいはずなのに、その一方で何かが失われていくような複雑さ。それを神社めぐりと地元グルメを通じて丁寧に向き合っていく姿勢は、とても素敵だ。 エッセイというジャンルながら、物語としての引き込まれる力もあり、読んでいて自分の人生も重ねながら味わえる。薬師寺の柿の葉寿司、厳島神社のあなごめし——こうした地域の食との繋がりも、単なるグルメ情報ではなく、人生の各場面とそっと寄り添う存在として描かれているのが良い。 アラフィフという年代に対する向き合い方が実に健全で前向き。人生後半戦への不安ではなく、新しいステージへの期待が感じられた。この第2弾も十分に独立した楽しさがあります。

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