裕子の本棚
キラキラ共和国

キラキラ共和国

小川糸 幻冬舎 2017年10月1日

感想

前作『ツバキ文具店』がとても良かったので、続編が出ると聞いてすぐに手に取りました。今回も素敵なお話ばかりで、読んでいて心が温かくなりました。 文具店に訪れるお客さんたちそれぞれの事情が丁寧に描かれていて、人生っていろいろな思いを抱えながら生きているんだなあと改めて感じさせられます。夫からの詫び状の話なんて、わたしたちの年代にとっても他人事ではない。そういう時に言葉を託して大切な人に伝えるって、素敵な方法だと思います。 文章も読みやすくて、パート帰りに疲れた時もするするっと読み進められるのが良いですね。登場人物たちがどんな手紙を書いたのか、その思いがどう相手に伝わるのか、そういうところにぐっと引き込まれます。前作同様、ほっこりとした気分で読み終えることができました。できればシリーズが続いてくれたらな、なんて思ってしまいます。

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