雄一の本棚
伝え方が9割

伝え方が9割

佐々木圭一 ダイヤモンド社 2013年2月1日

感想

仕事で企画資料をプレゼンする機会が増えてきた昨今、「伝え方」の重要性をひしひしと感じていました。この本は、そうした課題に対して極めて実用的で、かつ納得のいく解決策を提示してくれます。 著者の主張は明確です。いかに優れたアイデアであっても、相手に正しく伝わらなければ意味がない。そして伝え方には、実は確かなルールと技法が存在するということ。具体的な事例や演習を通じて、その技法を学べる構成になっており、読み終わった後すぐに実践できるのが大きな魅力です。 私自身、部下への指示や上司への報告で何度も「もっと端的に、効果的に伝えるにはどうすればいいか」と悩んできました。この本で示されている「ステップ」に従って考え直してみると、確かに伝わり方が変わるのです。長年の経験則に頼るだけでなく、体系的な方法論を学ぶことの価値をあらためて認識しました。 難点を挙げるなら、より深掘りした内容を求める読者には物足りないかもしれません。しかし、入門書としてあるいは仕事の効率化を目指す中堅世代にとっては、最適な一冊といえるでしょう。