伝え方が9割

伝え方が9割

佐々木圭一

出版社:ダイヤモンド社 出版年月日:2013/02/01

ダイヤモンド社 | 2013/02/01

4.20
本棚登録:7人

みんなの感想

感想

仕事で企画資料をプレゼンする機会が増えてきた昨今、「伝え方」の重要性をひしひしと感じていました。この本は、そうした課題に対して極めて実用的で、かつ納得のいく解決策を提示してくれます。 著者の主張は明確です。いかに優れたアイデアであっても、相手に正しく伝わらなければ意味がない。そして伝え方には、実は確かなルールと技法が存在するということ。具体的な事例や演習を通じて、その技法を学べる構成になっており、読み終わった後すぐに実践できるのが大きな魅力です。 私自身、部下への指示や上司への報告で何度も「もっと端的に、効果的に伝えるにはどうすればいいか」と悩んできました。この本で示されている「ステップ」に従って考え直してみると、確かに伝わり方が変わるのです。長年の経験則に頼るだけでなく、体系的な方法論を学ぶことの価値をあらためて認識しました。 難点を挙げるなら、より深掘りした内容を求める読者には物足りないかもしれません。しかし、入門書としてあるいは仕事の効率化を目指す中堅世代にとっては、最適な一冊といえるでしょう。

感想

ビジネス書の棚に並ぶ定番作として何度も目にしていたので、いい機会だと手に取ってみました。 伝え方のテクニックを体系的に学べる実用的な一冊です。特に前半の「ノーという相手をイエスに変える」という切り口は、自営業をしていると日々の営業活動で即座に応用できる内容になっています。具体的な例示が豊富で、理解しやすいのは確かな利点。 ただ、正直なところ新鮮味には欠けました。コミュニケーション本や交渉術の著作をいくつか読んでいると、核となる考え方は既存の理論の組み替えに見える部分も多い。また、「伝え方で人生が変わる」というキャッチコピーは少々オーバーに感じます。伝え方は重要ですが、それだけで人生が変わるわけではないというのが、この年になっての率直な感想です。 確実な効果を求める実務家には有用な一冊ですが、ビジネス書を多く読む人間にとっては、特に目新しい気付きをもたらす内容ではありませんでした。時間的余裕があれば、より深掘りした専門書を選ぶというのが、私の評価です。

感想

教室で毎日、生徒たちに何かを伝え続けている身としては、この本の主張に思わず頷いてしまいました。「同じ内容でも、伝え方ひとつで相手の反応が劇的に変わる」——これは教育現場で本当に実感することです。 著者の主張は明快でシンプル。難しい理論ではなく、実践的なテクニックが具体例を交えて紹介されているので、サラッと読めるのが良いですね。営業や交渉の場面だけでなく、授業の工夫や生徒との関係構築にも応用できそうなヒントがたくさんありました。 特に印象に残ったのは、「相手を動かすコトバ」の作り方についての章。つまり、事実を述べるだけでなく、相手の心に届く言葉選びがいかに重要かということです。職人気質でお堅くなりがちな自分にとって、柔軟な伝え方を学ぶ良い機会になりました。 気軽に読めるわりに、実際の生活や仕事に即座に役立つ——そういう本が好きな自分にとって、この一冊はまさに「当たり」でした。おすすめです。

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