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ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

ブレイディ みかこ 新潮社 2019年6月21日

感想

新聞で話題になっているのを見かけて手に取った一冊だ。80年も生きてくると、世の中の常識がいかに変わるかをつくづく感じるものだが、この本はそれをまざまざと教えてくれた。 著者の息子さんが通う中学校での日々の出来事を通じて、人種差別やジェンダーの問題、貧困による分断といった現代的な課題が浮き彫りにされている。興味深いのは、親の目線だけでなく、思春期の少年の葛藤もしっかり描かれていることだ。私たちの時代では当たり前だと思っていたことが、今の若い世代にはそうではないのだ。 最も心に残ったのは、親子で一緒に考え、時に悩み、時に乗り越えていく姿勢である。完璧な答えを持つのではなく、向き合う勇気を持つ親の姿が素晴らしい。ノンフィクションだからこその説得力があり、読み終わると自分の人生観も少し更新されたような気がする。現代を生きる若者たちがどう考えているのかを知りたい年配世代には、特におすすめしたい一冊だ。

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