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チェンソーマン 23

チェンソーマン 23

藤本 タツキ 集英社 2026年2月4日

感想

チェンソーマンのストーリーが加速度的に面白くなっていく。23巻は、これまで積み重ねられた伏線が一気に花開く巻だ。 エンジニアとして複雑なシステムを組み立てることに携わる身としては、このマンガの構成力に思わず唸ってしまう。戦争の悪魔の動きと公安の思惑が絡み合い、デンジが追い詰められていく過程は、まさに緻密に設計されたロジックそのもの。単なる派手なバトル漫画ではなく、各キャラクターの選択肢と行動の因果関係が見事に機能している。 ページをめくる手が止まらなくなるのは、ストーリーの質もさることながら、キャラクターたちが置かれた絶望的な状況に対して全く予測不可能な展開が続くからだ。慎重派の自分でも「次どうなるんだ」と先が気になってしまう。核兵器という現代的なテーマも織り交ぜられ、エンタメ性と思想性のバランスが絶妙だ。 原作の完成度もさることながら、作画のクオリティも相変わらず高い。迫力あるアクションシーンから、繊細な表情まで、すべてが丁寧に描き込まれている。23巻だけを読むのではなく、ここまでのシリーズと合わせて一気読みすることを強くお勧めする。チェンソーマンは本当に傑作だ。

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