はるとの本棚
1分で話せ

1分で話せ

伊藤 羊一 SBクリエイティブ 2018年3月15日

感想

プレゼンテーション資料作成に頭を悩ませることが多いエンジニアにとって、この本は実に実用的だ。複雑な技術をどう説明するか、ステークホルダーにいかに伝えるか——そうした日々の課題に対して、著者の提唱する「1分で話す」というメソッドは極めて論理的で説得力がある。 右脳と左脳に同時にアプローチするという考え方は、単なるテクニック集ではなく、人間の認識メカニズムに基づいた本質的なアプローチだと感じた。実際に本書で紹介される事例も豊富で、エンジニアとしても「ああ、こういう説明方法があったのか」という発見が何度もあった。 慎重に選ぶ性分なので、ベストセラーだからといって盲信はしないが、この本の場合は65万部突破という実績に納得できる内容になっている。実践的で、無駄がなく、繰り返し読む価値がある。特にプレゼンに不安がある人、複雑な概念を伝える必要がある職場の人には強くお勧めしたい。仕事の効率も、対人関係も確実に変わると思う。