はるとの本棚
毎日やらかしてます。

毎日やらかしてます。

沖田×華 ぶんか社 2012年6月1日

感想

仕事でミスを重ねる日々の中で、この本を手に取りました。タイトルだけ見ると不安になりそうですが、開いてみると思いの外、温かみのあるエッセイです。 著者の失敗談は誰もが共感できるレベルの「やらかし」ばかり。細かい気配りが足りなかったり、勘違いで突っ走ったり、そういった人間らしい過ちが次々と登場します。エンジニアとしてコードのバグを潰すことには慎重ですが、人生のバグはそう簡単には消えないんだと改めて認識させられました。 良かった点は、失敗を教訓に変える視点の柔らかさです。決して自分を許容するための言い訳ではなく、失敗から学ぶ姿勢が一貫しており、読んでいて誠実さが伝わってきます。短編的な構成のため読みやすく、通勤時間で少しずつ進められるのも実用的です。 完璧さを求めすぎる傾向のある自分にとって、肩の力を抜くきっかけになりました。失敗は誰にでもあるもの。その後どう向き合うかが大事なんだという当たり前のことが、改めて心に落ちた一冊です。