ゆーきの本棚
白鵬はなぜ嫌われなければならなかったのか だれも知らない角界不思議話

白鵬はなぜ嫌われなければならなかったのか だれも知らない角界不思議話

抜井 規泰 講談社 2026年1月8日

感想

相撲の話題は新聞でもよく目にするし、白鵬の名前も何度も見かけたので、この本は面白いだろうと期待して手にしました。朝日新聞の人気連載を大幅加筆したとのことで、相応の内容を想像していたのです。 確かに、しこ名の由来やまげの秘密、力士のデカパンの話など、知らなかった裏話はいくつかありました。白鵬本人が「僕も知らないネタばっかり」と驚いたというのも、本当かもしれません。しかし、どうにも物足りない。個々のネタは断片的で、深掘りがない。もっと掘り下げた解説や、力士たちの人間ドラマがあってもよかったのではないか。 また、相撲隠語の説明も簡潔すぎて、相撲の奥深さを感じさせてくれません。八十年も生きていると、話題性だけで満足するというわけにはいかなくなるのですね。もう少し骨太の内容を期待していただけに、少し残念です。新書というフォーマットの制約があるのかもしれませんが、もっと相撲への愛情が感じられる一冊であればよかったのに。

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