ゆーきの本棚
ウェブはバカと暇人のもの

ウェブはバカと暇人のもの

中川淳一郎 光文社 2009年4月20日

感想

最近、孫たちがスマートフォンばかり見ている光景を見ていて、インターネット世界がどんなものか知りたくなった。そんな時にこの本を手にしたのだが、実に興味深い一冊だ。 著者の辛辣な指摘は痛快そのもの。ネット上で人々がいかに無責任に他者を罵倒し、些末なことで揚げ足を取り、つまらないことを延々と書き連ねているのかという現実を、ジャーナリストの目で見事に描いている。年を重ねた身としては、こうした現象が不気味に思えていたが、本書を読むことでその正体が少し見えた気がする。 技術的な難しさはなく、新書という手頃なフォーマットも助かる。何より著者の誠実な視点が、ネット時代に生きる我々に警告を発しているようで、今の時代に必要な問題提起だと感じた。孫たちにも読んでほしい一冊である。

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