ゆーきの本棚
後宮の棘(5)

後宮の棘(5)

香月みまり アルファポリス 2026年3月13日

感想

『後宮の棘』の第五巻を読み終わりました。最近こういった中華風ファンタジーが話題になっているらしく、どんなものか試しに手にとったのですが、すっかり引き込まれてしまいました。 劉翠玉と紅冬隼の二人が、大陸統一を目論む強敵と対峙する中で、自分たちの関係も大きな転機を迎えるという展開。この夫婦の絆の深さと、それでもなお二人を試す試練の数々が、何度も胸を打たれました。連日の雨という自然の脅威と策謀が絡み合う戦況の描写も巧みで、目が離せません。 八十路の身ですが、このような複雑に絡み合った人間関係や政略、そして本当の愛情とは何かを問い直す物語は、人生経験があるからこそ深く味わえるような気がします。核心に迫るという帯の言葉通り、この先どうなっていくのか目が離せません。次巻が待ち遠しい。

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