ゆーきの本棚
マナーはいらない 小説の書きかた講座

マナーはいらない 小説の書きかた講座

三浦 しをん / 三宅 瑠人 集英社 2026年1月19日

感想

最近、「マナーはいらない」というタイトルに惹かれて手に取りました。三浦しをんの小説書きかた講座とのことですが、小説家志望ではない私でも十分に楽しめました。 著者は「マナー」という型にはまった教えを否定しながら、実は小説を書く上で本当に大切なことを丁寧に教えてくれます。推敲、枚数感覚、構成といった基本的なテーマから、タイトルのつけ方や取材方法まで、全25皿という凝った構成で展開されていきます。 この本の魅力は、単なる技法書ではなく、エッセイ風の読みやすさにあります。小説家の三浦しをんが、時に軽妙に、時に真摯に語りかけてくる語り口が心地よい。「書く人」「書きたい人」はもちろん、「読むのが好きな人」へも向けられているというのが実感できます。 小説をどう読むかという視点も自然と養われるようで、これからの読書がより深くなりそうです。文庫版で新しく加わった一皿もあるとのこと。話題の本として、また実用的な学びの場として、両方の価値を備えた良い一冊に出会えました。

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