一郎の本棚
ラミジ艦長物語(21)

ラミジ艦長物語(21)

ダドリー・ポープ 至誠堂 1987年4月1日

感想

シリーズ21巻目ということで、ここまで続いているのは確実に理由があるんだろうと思い、思い切って手に取ってみました。新社会人になってから時間が限られているので、既刊本への投資は慎重になっていたのですが、正解でした。 ラミジ艦長というキャラクターの深さに驚きました。21巻にもなると、主人公の過去や人間関係が複雑に絡み合っているはずなのに、むしろそれが物語を厚みのあるものにしている印象です。新規読者の自分でも登場人物たちの感情の動きが丁寧に描かれているので、世界観に無理なく入り込めました。 ただ、シリーズものの宿命として、登場人物が多く、背景知識がないと少し戸惑う部分はありました。でも物語そのものの力強さでそれを補って余りあります。今後の展開も気になるので、時間をやりくりしてシリーズ遡上読みを検討中です。 新社会人として忙しい日々の中でも、没入感を持って読める数少ない作品だと感じました。同じように時間に追われている人にも、手応えのある読書体験として勧められます。

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