本男の本棚
凡人探索者のたのしい現代ダンジョンライフ 6

凡人探索者のたのしい現代ダンジョンライフ 6

しば犬部隊 / 諏訪真弘 オーバーラップ 2026年2月24日

感想

シリーズも最終巻を迎えたということで、思わず手に取ってしまいました。この手のライトノベルは気軽に読むには丁度いいんですよ。 主人公・味山の成長譚として最初のころから追いかけてきたので、どう締めくくられるのか気になってね。凡人探索者がダンジョン生活を通じて、少しずつ周囲から認められていく過程は読んでいて清々しい。6巻目にして、もう「腰巾着」なんて呼び方は聞かなくなったというくだりなんて、そりゃあ感慨深い。 ダンジョン要素とファンタジー的な世界観がしっかりしているのに、何か哲学的な深さも感じさせる。終焉への予感みたいなものが物語全体を覆っていて、単なる冒険譚では収まらない重みがある。その辺りが面白い。年を重ねると、こういう物語の"余韻"の部分が気になるようになるんですかね。 完結までのストーリーテンポも無理なく、さっぱり読み終えられました。シリーズ通して楽しめた一作です。

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