本男の本棚
感想

孫の影響もあって絵本には興味があり、この本を手に取ってみました。有名な絵本4作品を、それぞれ異なる識者が解説するという企画のようです。 ただ率直に言って、期待と違いました。絵本そのものの魅力や素朴さを味わいたかったのに、各回の解説が哲学的で小難しすぎるんです。「生きることの根源的な苦悩」だの「人生における本当の幸せ」だの、そうした深読みばかり。絵本本来の温かさや素直な感動が薄れてしまう気がします。 自営業で長年やってきた身としては、理屈っぽい説明より、シンプルに心に響く表現の方が好きですね。もう少し読みやすく、肩肘張らない構成だったら良かったのに。絵本の解説本としては、もっと気軽に楽しめるアプローチがあってもいいのではないかと感じました。大人向けの深掘りも理解できますが、このタイトルと内容のズレが残念です。