本男の本棚
感想

仕事で躓いたり、人間関係に疲れたり、そういう時期ってあるんですよね。この本は、そういった現代人の悩みに真っ正面から向き合う一冊です。 著者が提唱する「悩む力」という考え方が、なかなか面白い。悩みから逃げるのではなく、悩みと付き合いながら生きていくこと。夏目漱石やマックス・ウェーバーの言葉を引きながら論じられているので、古くて新しい知恵が詰まっています。 自営業をしていると、決断の連続で迷うことばかり。でもこの本を読んでいると、その迷いや悩みも大事な経験なんだと納得できる。本当の強さって、悩みから逃げずに向き合う中に生まれるんだなと改めて感じました。 新書というコンパクトなフォーマットも良くて、通勤の移動中や休憩時間にさっと読める。難しい内容ですが、説明が丁寧で読みやすい。人生経験が増してきた年代だからこそ、その重みが心に響きます。気軽に読める割には、じっくり考えさせられる。本当にいい本に出会ったなという満足感があります。