斎藤の本棚
感想

話題になっていたので気になって手に取ってみたんですが、これは本当に深い作品ですね。地球滅亡という極限の状況下で、普通の団地に住む人々がどう向き合うのかという設定だけでも惹かれるのに、読んでみると想像以上に人間らしい物語たちが詰まっていました。 連作形式になっているので、同じ背景のなかでも、登場人物によってこんなに違う人生の向き合い方があるんだなって。愛する家族との関係、仕事、人間関係…限られた時間の中で何を大切にするのかという問いが、読んでいて自分の日常にも返ってくるような感覚があります。 主婦をしていると、つい日々の家事や家族のことに追われてしまいますが、この本を読むと改めて「今この瞬間をどう生きるのか」が本当に大切なんだと気づかされる。決して暗い話ではなく、むしろ人間の底力とか優しさが光っているところが素晴らしい。 話題作というだけじゃなく、本当に価値のある一冊だと思います。時間がある時にゆっくり読んでほしい、そんな作品です。

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