斎藤の本棚
兎田ぺこらぺこ! フシギの国でどんちゃんを取りもどせ!

兎田ぺこらぺこ! フシギの国でどんちゃんを取りもどせ!

兎田 ぺこら / 琴織 ゆき / 集英社 2026年4月15日

感想

話題のVTuber・兎田ぺこらが主人公のオリジナル小説ということで、つい手に取ってしまいました。最近、こういう配信者発のメディアミックス作品が増えていますが、これはなかなか上手くまとまっていると感じました。 「不思議の国のアリス」をモチーフにしながら、ぺこらというキャラクターの個性をしっかり反映した世界観になっていて、既存ファンはもちろん、著者を知らない人でも楽しめる工夫がされている印象です。中学生のユウとの関係性も自然で、読んでいて引き込まれました。 新書というコンパクトなフォーマットながら、ストーリーの密度がしっかりしていて、通勤時間やちょっとした隙間時間で読むのにちょうどいい。ページをめくる手が止まりませんでした。ぺこらのキャラクターを存分に活かしたユーモアも随所に光っていますし、不思議な世界の描写も想像力をかき立てられます。 今どきの流行りを反映した良質なメディア展開だと思います。話題の作品を追いかけたい方なら、ぜひ一読の価値あります。

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