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感想

世界的なベストセラーということで、期待半分、不安半分で手に取りました。こういう「みんなが絶賛している本」は、自分にも合うとは限らないからです。 でも読み始めると、その懸念は払拭されました。少年が砂漠を旅しながら学んでいく過程が、とても丁寧に描かれていて。各地で出会う人物たちとの短い関わりの中に、人生に通じる示唆がそっと散りばめられている感じです。 特に心に残ったのは、成功や幸福というものが、外部にある「何か」ではなく、自分自身の内側にあるのではないか、という問い。フリーランスという働き方を選んだ身として、先の見えない不安と向き合う毎日の中で、この物語のメッセージはなぜか静かに響きました。 寓話的で哲学的でありながらも、押しつけがましくない。冒険小説としても、自己啓発書としても読める柔軟性がこの本の魅力なんだと思います。ベストセラーであることへの先入観を手放して、素直に物語の世界に入り込めば、何か大切なものが見つかるかもしれません。

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