むしの本棚
千秋 4 通常版

千秋 4 通常版

梦溪石 / 呉聖華 / 高階佑 ヴォワリエブックス 2026年3月19日

感想

シリーズの4巻目ということで、どうなるかなと気軽に手に取ってみました。相変わらず東洋ファンタジーの世界観は魅力的で、登場人物たちの関係性も複雑に絡み合っていて面白いは面白い。試剣大会という大きなイベントを軸に、様々なキャラクターが動き出す構成はテンポよく進みます。 ただ正直なところ、新しい展開というより、これまでの延長線上という感じがしてしまいました。シリーズを重ねるごとに物語が複雑になっていくのは理解できるんですが、時々「あ、これこの前もあったな」という既視感を覚えることもあって。登場人物の増加も功罪ありといった感じ。 それでも沈チアオと晏無師の関係性、そして終盤に現れるあの人物との再会シーンは引き込まれます。この先どうなっていくのか、という好奇心は十分。気軽に続きが読みたいなとは思いますが、個人的には次の巻に新しい仕掛けが欲しいところですね。気が向いたら次も読むと思います。

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