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感想

「死」という重いテーマが、こんなにも引き込まれる物語になるんだと驚きました。高校2年生の女の子たちの心の揺らぎが、これほど繊細に、それでいてページをめくる手が止められないほど魅力的に描かれているなんて。 少女たちが何を求めているのか、その根底にある不安や葛藤が少しずつ明かされていく過程が本当に秀逸です。表面的には奇妙な行動に見えるけど、読み進めるうちに彼女たちの心情がじわじわと伝わってくるんですよ。親友の自殺という衝撃から始まる二人の物語は、単なる暗い話ではなく、人生について考えさせられるような深さがあります。 子育ても一区切りついた時間ができて、こういった考えさせられる長編に向き合う余裕が出てきたんだと思います。ページ数もそこそこあるので、読み応えたっぷり。ミステリーとしての構成も見事で、最後には「ああ、そういうことか」と納得できる満足感がありました。同年代の親として、今の思春期の子どもたちの複雑な心情を少しでも理解できたような気がします。気軽に読める一冊としておすすめです。