忍びの副業(下)
講談社 | 2026/03/13
みんなの感想
下巻を読み終わりました。上巻の続きということで、西之丸での事件がどう決着するのか、弥九郎たちの活躍をのんびり追いかけていました。 正直なところ、可もなく不可もないというのが素直な感想ですね。忍者たちの暗闘というテーマ自体は興味深いし、江戸の大奥という舞台設定も面白い。ただ、事件の筋立てにしても登場人物たちの動きにしても、どこか予定調和な感じがしてしまって。驚きや意外性に欠けるというか、先が読めてしまう部分が多かったんです。 キャラクターたちも悪くはないんですが、もう少し深掘りされていたら良かったなと思います。特に吉乃の嫁入りに関わる部分は、もっと感情的な厚みがあってもよかったのではないでしょうか。 気軽に読む分にはいい本ですし、文庫本の形も読みやすくていい。でも、この作者の本だからこそ期待してしまったぶん、少し物足りなさが残りました。お疲れさまという感じで読み終えた次第です。
下巻を読み終えましたが、正直なところ期待値とのズレが大きかったです。 上巻の終わり方が気になって続きを手にしたのですが、中盤以降の展開がちょっと複雑すぎて、私のような気軽に読みたい人には追いきれませんでした。登場人物が増えすぎて、誰が誰なのか、どの派閥に属しているのかを把握するだけで精一杯。仕事で疲れた夜に読むエンタメ小説としては、もう少しシンプルな構成だと嬉しかったのが本音です。 忍者という設定自体は面白いし、アクションシーンも悪くないんですけど、個人的には登場人物たちの人間関係がもっと丁寧に描かれていたら違う感想だったかもしれません。特に吉乃関連のエピソードは唐突に感じてしまって。 講談社文庫だから手軽に読めるという期待もあったので、ちょっと肩透かしを食らった感じです。忍者冒険活劇が好きな人には向いているのかもしれませんが、私には合わなかったというところですね。
下巻に入ってから面白さが加速してました。呪詛の札に毒物騒ぎ、そしてくノ一・吉乃の嫁入りまで絡んでくるなんて、ほんと息つく暇もない。エンジニアの仕事で詰まったときは、こういう手に汗握るページを通していい気分転換ができるんです。 特に良かったのは、弥九郎たちが大奥の伊賀忍者やお庭番と絡み合う場面。正体不明の暗殺者との暗闘も加わって、どこまで信用していいのか、次はどうなるのかで本当に先が気になりました。登場人物たちがそれぞれの立場で動く中での複雑な人間関係も素敵です。 上巻から続く甲賀一門の再興という大きなテーマと、西之丸様を護るという目の前のミッションが最後どう決着するのか。忍者ものとしてのエンタメ性と、キャラクターの奥深さが両立してる作品だと感じました。軽く読めるのに満足感がある。こういう本に出会えると、読書って本当にいいなって思います。