陰陽師 氷隠梅ノ巻

陰陽師 氷隠梅ノ巻

夢枕 獏

出版社:文藝春秋 出版年月日:2026/01/09

文藝春秋 | 2026/01/09

3.33
本棚登録:3人

みんなの感想

感想

陰陽師シリーズは相変わらず素敵です。この巻も岡野玲子さんの独特の世界観に完全に引き込まれてしまいました。 晴明と博雅の関係性はいつ読んでも心が温かくなりますし、今回の8編も一つ一つが繊細で奥深い。特に女道士の登場する話は、死とか時間とかいった重いテーマを扱っているのに、どこか光を感じさせる素敵なお話ばかり。菓子作りを通じて人間の想いを表現するところが、本当に丁寧だなと思います。 京の風情も素晴らしくて、読んでいると古都を散策しているような気分に。兼家の話も複数収録されているので、シリーズを通して読んでいる人にとってはたまりません。 子どもたちが学校に行っている昼間、静かに読むのに最高の一冊。ページをめくる手が止まりませんでした。陰陽師ファンなら確実に満足できる内容です。むしろ、次のシリーズが早く読みたくなってしまいました。

感想

陰陽師シリーズの新作ということで手に取りました。晴明と博雅の関係性や、登場人物たちの人間関係がどう絡み合うのか期待していたんですが、正直なところ、可もなく不可もないという印象でした。 収録されている短編は確かに独立した話としてはそれぞれ完成していて、菓子女仙や怪異といった世界観は好きです。でも、全体を通して読むと、どの話も似たようなテンポで進んでいく感じがして、ページをめくるたびに「あ、またこの流れか」と思ってしまった部分があります。 公務員をしていると、毎日似たようなルーティンの繰り返しなので、息抜きとして読む本には、もう少し意外性や引き込まれるような工夫があると嬉しいんですよね。好きな著者なので期待していた分、少し物足りなさを感じてしまいました。 ただ、古都京都の空気感や細かい描写は相変わらず素敵です。時間に余裕があるときに、ゆったり読むなら悪くない一冊だと思います。

感想

陰陽師シリーズは前から気になってて、この巻を手にしてみました。晴明と博雅の関係性とか、平安時代の京都の世界観はやっぱり魅力的だなって感じます。 ただ、正直なところ期待値との落差が…という感じでしょうか。各編が短編集の形式なのは良いんですけど、どのお話も「へー、なるほど」で終わってしまう。面白い要素があるのに、なんか物足りない感じがするんですよね。特に菓子女仙の話とか、もっと掘り下げてくれたらハマったと思うのに。 世界観の作り込みは相変わらず素晴らしいし、読みやすさもあるんです。だから最後まで読めるし、つまらなくもない。でも「これは良かった!」って友達に勧めたい…ってほどでもないというか。気軽に読む分には十分なんですが、シリーズ通して読んでる人からするとちょっと物足りないのかな、という印象です。 もう一度読み返したい!ってほどではないけど、図書館で見かけたら借りちゃうような、そんな感じの一冊でした。

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