陰陽師シリーズの新作ということで手に取りました。晴明と博雅の関係性や、登場人物たちの人間関係がどう絡み合うのか期待していたんですが、正直なところ、可もなく不可もないという印象でした。 収録されている短編は確かに独立した話としてはそれぞれ完成していて、菓子女仙や怪異といった世界観は好きです。でも、全体を通して読むと、どの話も似たようなテンポで進んでいく感じがして、ページをめくるたびに「あ、またこの流れか」と思ってしまった部分があります。 公務員をしていると、毎日似たようなルーティンの繰り返しなので、息抜きとして読む本には、もう少し意外性や引き込まれるような工夫があると嬉しいんですよね。好きな著者なので期待していた分、少し物足りなさを感じてしまいました。 ただ、古都京都の空気感や細かい描写は相変わらず素敵です。時間に余裕があるときに、ゆったり読むなら悪くない一冊だと思います。
最近登録された他の本の感想
2026年06月08日
Google NotebookLMって聞いたことあるけど、実際どう使うの?という漠然とした疑問を抱えていた時にこの本を手に取りました。 公務員の仕事は書類作成や会議資料の準備がとにかく多いので、AIで効率化できたら…という期待通りのご本でした。難しい技術用語をできるだけ避けながら、実践的な操作方法が丁寧に説明されているのが良いですね。ダウンロード資料を使って実際に試しながら読み進められるので、机上の空論ではなく本当に使えるテクニックが身につきます。 特に著作権やセキュリティについての章が充実していたのは安心感につながりました。公務員という職業柄、個人情報の取り扱いには神経を使うので、その点をきちんと解説してくれているのは信頼できます。 すぐに業務に活かせる内容ばかりで、読んでよかったと思える一冊。AIツール初心者向けというコンセプトが本当に守られていて、気軽に読める実用書としておすすめです。
2026年06月08日
芥川賞受賞の話題作ということで手に取ってみたんですが、これはもう一度読み直したい本でした。 吃音という障害を抱えた叔父との関係を通じて、「普通」って何だろう、ってことを問い直す物語なんですが、その問いかけ方が本当に柔らかくて面白い。叔父は型破りな人物ですけど、決して説教的ではなくて、読んでいて自分もどんどん彼の視点に引き込まれていく感じがしました。 特に言葉の選び方が秀逸で、選考委員のコメントにあった「音に身を寄せた精密な言葉送り」ってまさにその通りだなあと。公務員という割と堅い職業柄、つい思考が窮屈になることもあるんですが、この本を読んでると心がふわっと軽くなるというか、別の角度から世界が見える気がします。 短編のような各エピソードがキラキラしていて、繰り返し読むたびに新しい発見があるのも素敵。気軽に楽しめるけど、ちゃんと深い。こういう小説との出会いがあるから、読書ってやめられません。
2026年06月06日
シリーズ五作目となると、もう三島屋の話は「癖になる」という表現が本当にぴったりだなと感じます。このお話の世界観に引き込まれて、気づいたら一気読みしていました。 今作は、傷ついていたおちかが新たなステップを踏み出す話。貸本屋の勘一が語る「寿命を教える冊子」の物語は、怖いんだけどどんどん続きが気になって止められない。江戸の怪談という枠を超えた、人間ドラマとしての深さがあります。 特に好きだったのは、この一編がおちかの人生に大きな転機をもたらすところ。怪異の話なのに、最終的には人間の選択と覚悟の話になっていく流れが素敵です。公務員という日常の中で生きている身としては、「運命を変える決断」というテーマもなんだか胸に響きました。 第一期の完結編ということですが、このシリーズ全体を通して見ると、本当に完成度の高い物語だと思います。また新しい話が読みたくなる、そういう引き込む力があるんですよね。
2026年06月06日
シリーズ追いかけも第四巻。今回も期待通りの面白さでした。 今作はライラの実戦活動とルシファードの電脳戦がメインで、これまで以上にアクション要素が強くなった印象。麻薬売人奪取という一見シンプルなミッションから、バーミリオン惑星の裏側に隠された陰謀へと物語が広がっていく流れがいいですね。手に汗握る緊張感がありながらも、疲れすぎないバランスが仕事の合間に読むのに最適です。 ルシファードの電脳犯罪課との対立構図も興味深い。彼の異能が本格的に活躍する場面は、このキャラが好きな身としては大満足。登場人物たちの関係性の深まりも感じられて、単なるアクション活劇に留まらないところがこのシリーズの魅力だと思います。 ただ、事件のスケール感がどんどん大きくなっていくので、次巻でどう着地させるのか気になるところ。続きが気になってしまう、そういう良い意味での置いて行かれ感を覚えています。気軽に読めるライトノベルながら、ちゃんと構成が練られているのが好きです。
2026年06月01日
SUPER BEAVERのボーカル・渋谷龍太さんによるエッセイ集ということで、音楽活動の裏側やプライベートな思考が垣間見えるかな、と期待して読んでみました。 実際に読むと、日常の些細な出来事や人間関係、ちょっとした違和感を丁寧に言葉にしている作品が多くて、その誠実さは好感が持てます。特に「三十」や「ぱぱー」といった短編は、同じくらいの年代だからこそ響く内容もありました。 ただ正直なところ、全体を通してみると、どの作品も「ほんわか系の随筆」くらいの印象で、心がぐっと掴まれるような瞬間は少なかった気がします。音楽活動という特殊な環境にいる人だからこそ書ける視点が、もっと全面に出ていたら面白かったのかもしれません。 公務員という割と堅い世界で働いている身としては、読みやすくて気軽に楽しめるのは良いんですけど、もう少し個性的な「毒気」が欲しかったというか。無難にまとまりすぎている印象です。悪くはないけど、もう一度手に取ろうかというほどではありませんでした。
2026年06月01日
仕事のストレスで疲れているときに、この本を手に取ってほんとよかった。超インドア派という著者の肩の力が抜けた旅のスタイルが、自分と似ていて思わず笑ってしまいました。 飲むこと以外に何も決めない、というこの潔い方針。観光地を無理に回ったり、有名なお店を探したりするのではなく、ふらっと目に留まったお店に入る。そこで出会った人や、地元の友人との時間を大事にする。こういう旅の楽しみ方って、実はすごく素敵だなって改めて感じます。 公務員という仕事柄、計画立てて行動することが多いので、この「気の向くまま」という姿勢がなんだか憧れます。鹿児島、秋田、松山など、普段行くことのない街の飲み屋街の雰囲気がいきいきと伝わってくるし、著者が選んだお店や食べ物の描写も温かみがあって好きです。次は自分もこんな風に、どこかの街をぶらぶら歩いてみたいな。気軽に読める一冊として、おすすめです。
2026年05月06日
バフチーンという名前は学生時代に文学批評の授業で聞いたことがある程度で、正直なところあまり詳しくありませんでした。でもこの本を読んでみて、彼の思想の豊かさと面白さにすっかり魅了されてしまいました。 複雑そうに思える理論も、このエッセイ集ではとても丁寧に紐解かれていて、普段から小説を読む身としても自然に入り込むことができました。特に印象的だったのは、言葉や物語がどのように社会や人間関係のなかで生きているかについての視点。日常生活のなかで無意識に使っている言葉の奥行きが見えた気がします。 仕事で疲れた夜に気軽に読み進められるのに、読み終わったあとはじんわりと考え込んでしまう。そういう本って本当に貴重だと思うんです。難しい学術書ではなく、エッセイの形だからこそ、バフチーンの世界観が柔らかく心に届いたのかもしれません。同じような世界観の本が好きな方には、ぜひおすすめしたい一冊です。
2026年05月06日
月曜日の抹茶カフェは、仕事で疲れた心がふっと軽くなるような一冊でした。青山美智子さんのシリーズ作品ということで手に取ったのですが、期待以上の温かさに包まれながら読み進めることができました。 東京と京都を舞台に、月曜日だけ営業する抹茶カフェを訪れるいろいろな人たちの物語。携帯ショップの店員さんから京都の老舗女将さんまで、誰もが何らかの悩みを抱えているんですね。でも、その悩みが特別な解決策で消えるわけではなく、誰かの何気ない言葉や出会いで、じわじわと前を向いていく。そこが素敵だなって感じました。 公務員をしていると、毎日が結構ルーティンで、ついつい気持ちがすさみがちなんです。そういう時期こそ、こういう優しい話を読むと心が落ち着く。一杯の抹茶の時間がこんなに大切なんだなって気づかされます。シリーズおなじみのメンバーも登場するので、前作を読んだ方はもちろん、初めての方でも十分に楽しめると思いますよ。
2026年05月06日
お金の勉強をしなきゃ…そんな漠然とした焦りから手に取った一冊です。図解が豊富で初心者向けというコンセプトは理解できるんですが、正直なところ、公務員の私には実用性があまり感じられませんでした。 NISAやクレジットカードの選び方など、基本的な情報はわかりやすくまとまっています。ただ、すべてが「万人向け」という感じで、職業や生活スタイルによって優先順位は変わるはずなのに、そこまで掘り下げられていないように思います。 また、「自由を手に入れる」というタイトルの割には、方法論が一般的で少し物足りない。公務員という比較的安定した立場だからかもしれませんが、もっと深い分析や、柔軟な選択肢が欲しかったです。悪い本ではないんですけど、期待値が高かった分、ちょっと期待外れという感じですね。急いでお金の勉強を始めたい人向きだと思います。
2026年05月06日
最近、仕事の給料だけでは心もとないと感じて、資産運用について真剣に考え始めました。そんなときに見かけたこの本。YouTuberの本って信頼できるのかな…と半信半疑でしたが、読んでみて良い意味で予想を裏切られました。 インフレ時代に資産がどう変わっていくのか、難しい金融知識がなくても理解できるように説明されているのが好印象。特に「増える資産」と「消える資産」の見分け方については、目からウロコでした。公務員である私たちは安定志向で円を持ち続けることが正義だと思い込みやすいんですが、この本はそうした固定観念を揺さぶってくれます。 不動産、ゴールド、暗号資産など、様々な資産について書かれていますが、どれも押し付けがましくなく、「こういう考え方もある」という提示のスタンスが良いですね。巻末の土地に関する情報も具体的で参考になります。 気軽に読める実用書を求めている方なら、この一冊で2035年への不安が少し減るはずです。
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