読書日和の本棚
利休にたずねよ

利休にたずねよ

山本兼一 PHP研究所 2010年10月14日

感想

歴史好きの友達に勧められて読んでみたんだけど、思ってた以上に引き込まれた。千利休という人物が、ただの茶人じゃなくて、秀吉と対等に渡り合うほどの強い美学を持ってる人だったってのが衝撃だった。 この本の面白いところは、利休の人生を通して「本当の美しさって何なのか」っていう問いを投げかけてくるところ。緑釉の香合という謎の存在も気になるし、若き日の恋がどう絡んでくるのかも引き込まれる。歴史小説なんだけど、登場人物の心理描写がすごくリアルで、キャラの考えや感情が伝わってくる感じがする。 最初は文語とかで読みづらいのかなって思ったけど、全然そんなことなくて、むしろページをめくる手が止まらなくなるくらい。秀吉の権力に翻弄されながらも、自分の信念を貫く利休の姿勢はかっこいいし、その人生の終わり方は本当に深い。高専の課題の息抜きにぴったりな一冊でした。

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