ブレイド&バスタード6 -冒険者達の凱歌ー
ドリコム | 2026/03/10
みんなの感想
Wizardryのノベライズということで手に取ったんですが、思った以上に面白かった。迷宮探索ファンタジーとしての定石をきっちり抑えながらも、キャラクターの掘り下げがしっかりしてるのが良いですね。 前巻での戦いを経た主人公たちが、次なる脅威に立ち向かう展開は王道だけど、そこに新たな敵の不気味さが加わることで緊張感が保たれています。妖獣の正体とか、どんな能力を持ってるのかとか、そういうミステリー要素があるのが引き込まれるポイント。 キャラの会話とか立ち回りも好きで、バトルシーンもテンポ良く描かれてるので一気読みしちゃいました。RPG的な世界観の設定も分かりやすいし、ゲーム未プレイでも問題なく楽しめます。ただ、話が区切りのいい所で終わるけど、次巻への続きが気になって仕方ないという…(笑) 続きが気になるのは作品として成功ってことだと思うので、次も確実に読むつもり。冒険ファンタジー好きなら絶対おすすめです。
孫からすすめられたシリーズ本でしたが、ここまで面白いとは思いませんでした。迷宮を舞台にした冒険ファンタジーというと、若い人向けかと勝手に思い込んでいたのですが、キャラクターたちの葛藤や成長物語として読むと、年を重ねた私にもぐんぐん引き込まれてしまいます。 今巻では主人公たちが新しい危機に立ち向かう様子が描かれていますが、仲間との信頼関係がしっかり描かれているところが素敵です。パート勤務の傍ら気軽に読んでいるのですが、続きが気になって仕事から帰ってくるとついつい手に取ってしまいます。登場人物の個性的なキャラクターも魅力で、毎日いろいろな背景を持つ人たちと接する楽しさがあります。 これまでのシリーズを読み重ねてきたからこその満足感もありますし、そういう意味でも人気の理由がよくわかりました。冒険小説としての興奮と、人間関係を描く細やかさのバランスが取れた良い一冊だと思います。
ファンタジー小説ということで手に取ってみたんですが、正直なところ、ついていくのが大変でした。登場人物がたくさんいて、話の筋も複雑になっていて、これまでのシリーズをしっかり読んでいないと、ちょっと理解しづらいんですね。 元々、気軽に読める物語を探していたので、もう少し分かりやすく、読みやすい展開だといいなあと思いました。ゲームの特典コードがついているというのも、どういった本なのか、ちょっと迷った部分です。 悪い本だとは思いませんが、私みたいな年配の読者には、もう少し親切な構成だと嬉しいかなあというのが正直な感想です。若い方で、こういった冒険ファンタジーが好きな人には面白いんだろうなって想像します。
ゲーム原作のノベライズ作品ということで、手に取ってみました。RPGの世界観を活かしたダンジョン冒険ファンタジーですね。 登場人物たちが次々と危機に直面する緊迫感は良かったんですが、正直なところ、全体的に少し淡白な印象を受けてしまいました。キャラクターたちの心情描写や葛藤がもう少し丁寧だと、もっと没入できたんじゃないかなって。冒険の流れ自体は追いやすいので、さらっと読みたいときには良いんですけど。 ゲーム好きならではのシステム的な面白さや、迷宮という舞台の設定は生きていると思います。特に新たに登場する脅威の設定は、シリーズとしての広がりを感じさせてくれました。ただ、それでも何か物足りなさが残るんですよね。 シリーズを追いかけてる人なら続きが気になるレベルだと思いますが、単体で評価するなら、まあまあという感じ。もっと深掘りされた話が読みたいというのが正直な感想です。ゲームとの連動特典も気になるので、その辺りの付加価値で評価は変わるかもしれません。
フリーランスの身としては、限られた時間のなかで本を選ぶ目利きが必要だ。本作はシリーズの六巻ということで、世界観や登場人物への理解が既にあるという前提で読む必要がある。その上での感想としては、まさに「可もなく不可もない」の一言に尽きる。 ダンジョンRPGを原作としているためか、ストーリーは相応のテンポの良さを保っており、読みづらさはない。冒険者たちが新たな脅威に立ち向かう構図も王道で、ファンタジー小説としての基本的な面白さは備えている。しかし同時に、設定の深掘りや人物描写の厚みといった、大人が読むに値する仕掛けが今一つ物足りない。 ゲーム媒体とのタイアップによるメディアミックス戦略の産物として見れば、その役割を果たしているのかもしれない。だが、人文書や思想書に親しむ読者としては、もう一段階の思想的深さや問題提起があれば、評価も変わったであろう。シリーズの継続には値するかもしれないが、急いで次巻を手にしようという熱意は湧かない。