masaの本棚
ユージン・オニール

ユージン・オニール

山内邦臣 山口書店 1988年5月1日

感想

ユージン・オニールについて書かれた本をたまたま書店で見かけて、アメリカの戯曲作家がどんな人物だったのか興味本位で手に取ってみました。 本書は、オニールの生涯と作品世界についてのエッセイというか評論という感じの構成になっていますね。19世紀から20世紀初頭にかけてのアメリカ演劇史の中で、彼がどういう位置づけにあったのかは理解できました。正直、オニール自身の作品をほとんど読んだことがなかったので、その背景知識を得られたのは良かった。 ただ、個人的には少し物足りなさを感じました。深く掘り下げられた部分もあれば、表面的に触れているだけの部分もあって、読んでいる途中でモーメンタムが失われるというか。もっと人間的な側面—彼の葛藤や創作の現場の空気感—が欲しかったなという印象です。 フリーランスで仕事の合間に気軽に読むにはちょうどいい分量だし、知的好奇心は満たしてくれる。でも「これはぜひ読むべき!」と誰かに勧めたくなるほどではないですね。その程度、という感じです。

ブクログからブクマへ
かんたん引っ越し

読書記録や感想をそのまま移行。
数分の準備で、ブクログの本棚をブクマへ。

詳しく見る
ブクログからブクマへの引っ越しイメージ