この子を残して2版

この子を残して2版

永井隆(医学)

出版社:サンパウロ 出版年月日:2004/10/01

サンパウロ | 2004/10/01

2.67
本棚登録:4人

みんなの感想

感想

仕事の合間に一気読みしてしまいました。この本は、人生の重い選択に直面した人物の内面をこれほどまでに丁寧に描ける作品があるのかと、感心しながら読み進みました。 エッセイと小説の境界線を行き来するようなこの作品は、読む人それぞれに異なる味わいをもたらすと思います。私自身、フリーランスとして日々を過ごす中で、人生の決断について改めて考えさせられることが多くありました。特に、登場人物たちが向き合う葛藤や選択の過程が、非常にリアルに伝わってきたのが印象的です。 文章のテンポも心地よく、難しい内容でありながらもすんなりと世界に入っていけました。ただ、もう少し詳しく掘り下げられたエピソードもあったかなという気がしないでもありません。 それでもなお、深い思索と人間らしい温かさのバランスが取れた良書だと感じます。人生について何か考えを巡らせたい時に、この本の存在を思い出すと思います。

感想

新社会人になって仕事の合間を縫って読んだ一冊です。評価の高い本だったので期待していたのですが、率直に言うと「まあこんなものか」という感じでした。 著者の人生観や育児についての思索は丁寧に綴られており、読みやすさの点では及第点です。ただ、内容としては既視感があるというか、子育てや人生についての根本的な問いかけが、他の類似作品と比べて特に深掘りされているようには感じられません。 もちろん個人の人生経験に基づいた記述には温かみがあり、共感できる部分もあります。でも、読み進めるにつれて「そう来たか」という驚きや、心を揺さぶるような瞬間が少なかったのは正直な感想です。 人によって評価が分かれるタイプの作品だと思いますが、私のような読書家の期待値としては、もう一段階の深さや独創性を求めてしまいます。悪い本ではありませんが、特別に薦めたいほどの出来でもないというのが、正当な評価だと考えます。

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